夏アニメは院試勉強で見るアニメを少し厳選したので結構ストレスフリーで見れました。(院試は落ちましたけどね)
前期までは継続ものは分けていましたが、コロナの影響で継続ものと途中延期ものがぐちゃぐちゃになったのでもうまとめて書きます。
S
・ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 2ndシーズン
ビルドダイバーズ無印と合わせて全51話、非常に丁寧に伏線が張り巡らされた素晴らしい作品だった。
Re:RISEでは無印の裏側で失敗してきた者の存在を明らかにし、彼らが再起するまでを描いている。
とにかく後半の伏線回収や辻褄合わせが凄まじく、無印のご都合主義展開にも見えかねないストーリーの補完としても申し分ない出来だった。
20話でそれまでバラバラだった点が一気に繋がり、タイトルの「Re:RISE」という単語が実感を持った言葉として理解された時の感動は筆舌に尽くしがたいものがある。
ここ最近の作品では断トツで面白かった。
・天晴爛漫
西部劇×時代劇×ロードムービー×···みたいなごちゃっとした世界観で、何よりキャラクターが魅力的だった。
天晴爛漫のキャラクターは人種然、立場然とした見た目、設定、性格づけがされているように見える。それだけだと所謂テンプレキャラクターだが、そこに広義の"ギャップ"が散りばめられてることでとても魅力的なキャラクターになっている。
例えば、クールなディランが煽り耐性皆無だったり、狂人のTJが実は皆と遊びたがっていただけだったり、アルが下戸でソフィアさんが蟒蛇だったり。そういう些細なことから、大きなところで言えば、最初は機械のようだった天晴が段々と人の心を理解したことなんかもそうだろう。
まず、テンプレでキャラクターを手早く把握させ、その後ギャップで魅力を出していく。そんなキャラ作りが見事に嵌まった好例だと思う。
ストーリーに関しても天晴れだった。特に最終回は、電車vs自動車、暴力による支配に対するアンサー、天晴号の完成形、レースの結末、天晴の成長、etc...今まで蒔いた種を全て刈り取るかのごとく詰め込んだにも関わらず窮屈感もなく綺麗に納まっていたので、個人的にはほぼ満点だった。
・ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underground
21話のCパート、キリトとアスナがアンダーワールドを一望するシーン、アリシゼーションで一番グッときた。1期14話で崩れ行くアインクラッドを2人寄り添い眺めていたシーンの被せでありながら種々な点で対比されている素晴らしい演出だったと思う。やはりキリトとアスナが隣り合ってるのがどうしようもなく好きなんだなぁと強く実感。
正直場面転換や話の展開、アニオリ等色々雑だなぁと思うところがかなり多くてモヤモヤもしたし、自分の感性と合わなくなってきている部分も感じたが、ここまで見続けた感慨なども全てひっくるめるとどうしても評価せざるを得ない。
・フルーツバスケット 2nd season
「一人が怖いと知ってる人は、人を愛さずには居られないから。」
フルーツバスケットを象徴する台詞であり一貫したテーマだと思っているこの台詞。これをアニメで聞けただけでもうかなり満たされている。
・富豪刑事
正義マンが主人公の作品、いつも好きになれないなぁと思いながら見てるのに、終盤になるとどうしようもなく好きになってるのは何なんだろう。
4話あたりからキャラクターの人間らしさが見えるようになって一気に面白くなったと思う。天晴爛漫でも書いたことだが、キャラクターを魅力的に見せるのにギャップという手法はかなり有効だと再認識。
ストーリーは、前半で神戸の"力"を見せつけておいて後半それが通用しなくなることで絶望感を演出したり、黒幕の後ろの黒幕でどんでん返しがあったりと、息をつかせぬ展開で非常に面白かった。
また、神戸⇔加藤の横の繋がりと、チョーさん⇔武井⇔加藤⇔星野の縦の繋がり、そのどちらもストーリーにしっかり絡んできたのもとても好印象。
・ミュークルドリーミー
森村さんの登場により会長ゆめ朝陽の三角関係(?)が少しずつ変化しはじめて目が離せない。
テンポのよさも変わらずで今後も非常に楽しみ。
・魔王学院の不適合者
ここまで吹っ切れてると見ていて本当に気持ちが良い。
アヴォス・ディルヘヴィアの正体への伏線やミスリードがしっかりと練られていて思わず感心してしまった。勢いだけじゃないんだなぁ。
最後は大団円で終わったが、続きでは誰と戦うのだろうか。もう敵いなくね?
A
・恋とプロデューサー
巻き込まれ型の主人公ではあるものの、受け身なだけではなく自ら行動するタイプなのが良かった。(昔、薄桜鬼の主人公が可愛くて好きだったのだが、「受け身で守られてばかり」「何もしないのに男が彼女のために死んでいく」というので女性に嫌われていると聞いて以来そういうところが目につくようになってしまった)
4人のヒーローが主人公を奪い合う展開ではなく、各々が主人公との関係性を育む感じも自分好みだった。それでいて主人公に嫌味がないのだから凄い。
アニメは話の細かいところや構成がアプリとはかなり違ったが、素晴らしい出来だったと思う。(自分はまだアプリの方ではアニメのストーリーに追い付いてないので、中盤以降どこまで忠実にアニメ化されたかは分からない)
アレスを倒して区切りがいいところで終わったが根本的には何も解決してないので二期を期待したい。
・炎炎ノ消防隊 弐ノ章
独特の間は健在。
第1話は原作知らなくてもアニオリって分かるだろってぐらいのアニオリ感で笑ってしまった。改めてのキャラ紹介として出来は良かったと思うが。
あとは展開も知ってるし真新しい演出があるわけでもないしであんまり言うことが無い。
中華半島~灰島重工あたりは話がとっ散らかってるというか行き当たりばったりに感じてどうも好きになれない。
話が進めば進むほどTheater of Lifeの歌詞が理解できるようになり、「こういうのがアニソンの真骨頂だよなー」なんて思いながら聞いていた。
ああいう再会ENDがフィクションの終わり方として一番好き。もう愛してる。
ただ、めちゃくちゃ巧く作られてると思う一方で、何故かそこまでハマれなかった自分もいて少し複雑。サイボーグ達の世界観に心がついていかなかったのが原因な気がする。
・シャドウバース
アリス×ミモリ、カズキ×カイ、ヒイロ×ルシア、とカップリングが出来ていて素晴らしい。基本的にカプ厨かつ公式原理なので、公式で明確にカップリングを提示してくれるのはとてもありがたい。
バトルの方もヒイロ以外の戦いが色々見れて楽しい。にしてもよく色々バトルの展開思い付くなぁ、どんなカードゲームアニメでもそうだけど。
Rebirthとかいう神曲。
横浜大栄戦はめちゃくちゃ面白かった。
それにしても50話丸々次のインターハイ予選への布石として描かれると、流石に続きが気になる。続きもアニメで見たいが作者ブチギレで無理そうなので大人しく原作読むのが丸いか。
・GREAT PRETENDER
Act1とAct2~3は別ベクトルの面白さだったように思う。
Act1は胃が痛くなるような場面の連続で、予想を裏切る展開の面白さ。序盤はエダマメ(=視聴者)がアクセス出来る情報が制限されていて、それらが開示される度に状況が二転三転していくという構造が非常に面白かった。
Act2~3では手に汗握る展開はありつつも大方の情報はエダマメにも開示されていて、どちらかと言えば人間ドラマ的な面が強かったように思う。
個人的にはAct3が一番好きだった。ビターで切ない、けれどほんの少し暖かい、なんてもうドストライクすぎる。
・放課後ていぼう日誌
全然好きじゃなかったはずなのに、帰ってきた時こんなに愛おしく思うとは。
大野真さんが好き。
・俺ガイル完
終わり良ければ全て良しではないけれど、終わりは好きだった。また3人で居られるようになって本当に良かった。
最後の3人の関係が前までと違うのかと言われればそこまで違わない気もするし、彼らが共依存だと言われてもあまりしっくり来てなかったのであれでいいのだと勝手に思ってる。要は受け入れるか否か、ぐらいなもんだと。
正直、雰囲気で見てた部分が結構あるしあんまり理解はしてないかもしれない。演出で感動的な雰囲気出てたらわりと感動できてしまうタイプなのも大きい。
それはそうと、陽乃には最初から最後までうざいという感情しかなかったし、何がしたいのか要領を得なくて不愉快だったことだけは言いたい。
B
昔は分からなかったが、今見ると丈先輩が凄く良いキャラクターだなと思う。
他の子供達が勇気や決断力や行動力を持ち合わせたヒーロー然としたキャラクターであるのに対して、彼は気弱でネガティブで。
でもだからこそ、そんな彼が何度も諦め、何度も弱音を吐き、しかしその度に皆のことを思い出しては再起する。その姿がとても魅力的に映った。
太一に憧れた少年も、今は丈先輩に勇気を貰って。歳を重ねれば見方も変わるものなんだな。
青嵐のあとでとかいう神曲。
キャラクターがやいのやいのしてる日常パートは好きなんだけど、ストーリーが大して刺さらなかった。
・Lapis Re:LiGHTs
Lapis 『Re:』LiGHTs、タイトル通りの物語だった。
丁寧に丁寧に他のユニットとの関係を構築していたのが好印象。ただ仲良くなるだけでなく、関係性を積み重ねた集大成としてLiGHTsがオルケストラの準備をする回があったのも非常に良かった。
ただ、そこに尺を割いた分ユエとの確執やエリザとの確執やティアラの伏線、そして最大の見せ場である最終回のライブなどの諸々が雑に消化されてしまった感じは否めないので一長一短かもしれない。
C
・THE GOD OF HIGH SCHOOL
昔原作を読んだがあまり覚えてなかった。
展開の大筋は同じだったと思うのだが、結構知らない場面が出てきてたのでアニオリも多いと思われる。(覚えてないだけかもしれないので断定はできないが)
原作の数字バトルを無くしたのは英断だったと思うし作画も良かったが、それ以外に惹かれるものがあまりなかったというのが正直なところ。
・別冊オリンピア・キュクロス
面白いは面白いのだが2クールもあると流石に飽きる。
・Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season
相変わらず引きが上手いなぁとは思いつつも、相変わらずノリがキツい。
結構視聴者置いてけぼりで進むので、感情の変化が何に起因したものなのかが理解しづらく感情移入出来ない部分がいくつもあった。全て繋がった状態で見るとまた違うのだろうか。
キラッちゅが馬鹿すぎて流石に見てて辛い。ここたまを思い出す。
プリティーオールフレンズ回はとても良かった。単純に過去作キャラが見れたのも良かったし、何よりプリティーシリーズならではのスターシステムギャグ(正確にはスターシステムではないが)が斬新でとても面白かった。
・ヒーリングっどプリキュア
溜まってるのでまた見てから追記する。
D
・うまよん
曲が良い。あと可愛い。
久々に作画回があって良かった。
でもアニオリやめよう、そろそろ。
・ガルパ☆ピコ ~大盛り~
特に言うことない。
・アースグランナー
サーベル×カケルとの戦いも一段落し、新たな展開へ。
サーベル達が味方になったりマッハゴウが遂にグランナーになったり、アツい展開ではある。ジョーが良いキャラしてるお陰で上手く緩衝材になってくれそう。
E
往年のキャラクター達が時々出てくるのが懐かしい。
ただまぁ内容は子供向けらしい子供向けなので面白くはない。
・文豪とアルケミスト
芥川龍之介(侵食者)、一度全員集合した文豪を瞬殺したはずなのに復活した文豪に苦戦し、挙げ句の果てに芥川龍之介(本物)にタイマンで瞬殺されたのは一体何だったんだ。
雰囲気で戦うな。雰囲気で戦って許されるのはBLEACHぐらいだろ。